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  3. 20160905号 「不登校の悩み語り合いませんか」

今年の夏は例年になく猛暑が続きました。皆さまいかがお過ごしでしたでしょうか。

私は8月末に軽い熱中症にかかってしまいました。と言うのも、朝早く起きて早朝 登山をしたのは良かったのですが、水分補給をあまりしなかったために、帰宅して しばらくしてからめまいがし始め、横になったところ猛烈は吐き気に襲われて、結局 4時間くらい何も出来ずにいました。

熱中症の怖ろしさは、このように急に症状が激化するということでしょうか。徐々に 気分が悪くなるのではなく、急激な変化を来すということです。昨年は1000名近い 方が熱中症で命を奪われています。屋外だけでなく、屋内でも熱中症になるそうで すので、こまめな水分補給、塩分補給など気を付けたいものです。

そう言えば、すっかり蝉の声が聞こえなくなりました。陽も短くなり、夕暮れが早くな りました。秋はすぐそこにまで来ているのでしょうね。


★“今はもう秋”を口ずさみたくなるような雲が・・・・ 2015.9.28撮影

「不登校の悩み語り合いませんか」

私は娘の不登校をきっかにして、不登校について関わりを持つようになりました。 以来二十年以上が経過しました。「もう娘さんたちは大人になられて不登校とは 関係が無くなったのに、どうして関わり続けているのですか?」「その熱意はどこ からくるのですか?」など、色々と尋ねられます。

なぜだろうと考えてみると、娘の不登校は頑固で利己的な自分の姿を思い知ら せてくれると同時に、自分の生き方を深く考えるきっかけになりました。幸せに生 きるとは、仲良く生きるとはなどを本気で思えるようになったのです。そうなると、 不登校はわが子の問題だけでなく、日本の子どもたちや親たち、大人たちと共通 する普遍的なテーマへと繋がっていると思えたのです。

それ以来、不登校を通して多くの人と子育て、教育などを話し合い、その向こうに ある「幸せに生きる」ということを考えるようになりました。子どもがどうしたら学校 に通えるようになるかということではなく、子どもがその子らしい成長を遂げ、自立 して幸せに生きていくのに、私たち親は、大人は何が出来るかを考えるようになっ たのです。

今日は私が関わっている不登校サポートネットと福岡市教育委員会の共働事業 の中の事業の一つ「不登校の悩み語り合いませんか」という、不登校当事者の 人たちの話し合いの場について、不登校サポートネットの理事のMさんがまとめ て下さったレポートを以下に紹介します。



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8月27日土曜日、福岡市中央市民センターでの「不登校の悩み語り合いませ んか」をご報告します。

今回も、和やかで、涙あり笑いあり、そして学びのある時間でした。初めての方か らベテランの方まで、今回もいろいな当事者の集まりとなりました。参加者は近況 を語りますが、今ものすごく苦しい方、落ち着いてきた方、わりと過去形で語れる 方、いろいろです。

初めての方は自分だけではないのだと安心されますし、変化を語る参加者の話 に希望を見出せます。リピーターの方は客観的に他者の状況が見えることで「あ あ自分と同じなんだ」「ということは、こう考えたら状況が変わるのかも」と我が身 を振り返って考えることができます。

今回、「不登校である子どもの言うことを聞いているけれど、わがままになってしま って良くないのでは?」と発言がありました。具体的にどういった場面でそう思うの か、それはわがままと言えるのか、ホワイトボードに書き出し、コーディネーターの 長阿彌幹生さんが皆さんの意見を書き出していきます。

なぜ子どもは今こんなことを言っているのだろう、と冷静に考えていくと、実はきちん と理由があるのではないか?子どもが持っているイメージと親のイメージにはズレ があるのではないか?親は「せっかく〜〜してやってるのに!」と自分に感謝をしな い態度が頭にきているのではないか?子どもは今の自分の状況をどう感じている のだろう?親をどう見ているだろう?

幼児の「わがまま」と、小学生や中学生になってからの「自分の思いを通したい」と いう言動は同じではありません。自分を、親は受け入れてくれるのだ、という絶対的 な安心感は子どもの心を落ち着かせます。学校に行けないことで苦しんでいる子ど もの心に親は寄り添いたいと思っています。

今回も、語り合う中で、自分だったらその場面ではこう言うと思う、でも1年前だった ら違っていた、と言われた方がおられました。その方は、そう思ったことでご自身の 成長を感じられたのではないでしょうか。

当事者の集まりというと「傷の舐め合い」などと思われがちですが、「語り合いません か」では、そもそも不登校をマイナスとは捉えていません。不登校をきっかけに、親と してどう成長しつつ子どもと向き合っていくのか、子どもの豊かな未来のためにどうあ るべきなのかを探っていく場です。

こう書くと、堅苦しい集まりのようですが、初めにも書いたように、笑顔の溢れる不思 議な会なのです。「事前申し込みもなく来たのですが…」と不安そうに初めて来られた 方が、「これからもよろしくお願いします」と笑顔で帰られました。飛び込み大歓迎!

次回は9月24日土曜日開催です。お子さんの不登校、行き渋りで悩んでいる保護者、 ご家族の方のご参加をお待ちしています。お問い合わせは「不登校ほっとライン」まで。 092-283-8815(平日10時〜15時)

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教育文化研究所
〒818-0061福岡県筑紫野市紫2-7-21-801
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