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  3. 20160725号 私的見解:“聴く”ということ

蝉の声で目が覚めます。空にはモクモクと大きな入道雲が湧き立ちます。夏本番 ですね。いかがお過ごしでしょうか。

ホームページの更新が約2ケ月ほど空いてしまいました。そろそろ更新しなければ と思っていましたら、ある方からホームページが更新されていないので、病気にで もなっているのではないかと心配するメールを頂きました。ありがたいことです。

確かにこの年齢(66歳)になると、明日生きている保証はありませんからね。今日 は元気で過ごしていても、突然あの世に逝ってしまうことも不思議なことではありま せん。今のところ、幸いなことに大きな病気やケガもなく、ここまで来ています。

まだまだするべき事が残されていますので、「今倒れるわけにはいかない」と自分 を励まして過ごしています。これからも健康管理に気を付けて、この暑い夏を乗り 越えていければと思っています。


夏の花ハナゾノツクバネウツギ やわらかな小さな花群れにホットしますね。
7月23日 中央区赤坂の中央市民センター近くの生垣で撮影

私的見解:“聴く”ということ

人の話を“聴く”ということは難しいですね。その人の話を聴いている最中に自分 の考えが入り込んできて、「それは違う」「それは変だ」などと思ってしまい、途中 から聴けなくなってしまいます。自分の意見と正反対の意見などは、我慢ができ なくなって、話の途中から自分の意見を差し挟んでしまったりして、とても“聴く” という状態には程遠い状態です。

どうしてそうなるのか?を考えてみました。私自身がそのように「聴けなくなる」と きには、「自分(の考えや意見)が正しい」という立場にいるときです。自分の考え だけが正しく、それと違っているのは「間違っている」と思うときです。

「自分が正しい」と思うのは日常茶飯事です。しかし、自分の観方だけでなく、他 の人の観方の中にも、正当性や合理性はあるはずです。自分がすべてを知って いるわけではありません。自分の知っている世界はこの広い世界の一部分に過 ぎません。それを何か勘違いして「自分は正しい」に固執しています。そして自分 の意見と違う意見を間違いとして排除しようとしたり、無視したりしようとします。

そういう意味で誰の意見でも“聴く”ことが出来るようになるにはどうしたら良いの でしょうか?

「それは良い」とか「これはダメだ」と早計に判断しないで、少し検討の時間を割き ながら、「みんなが幸せになるために」を前提にして話し合い、考えていくことがで きれば、“聴く”ことは意外に無理なく出来るようになるのではないでしょうか。

自分だけの知恵は知れています。多くの知恵が集まることで、今までに成し得な かった、考えられなかったことが実現します。このことを知れば知るほど、体験す ればするほど、私たちは謙虚になり、他者の意見を求めるようになります。自分 の考えと他者の意見を足し合うことで、今まで見えなかったものが見えてくるので はないでしょうか。

“聴く”姿勢ということは、「聴いてもらった体験=自分を尊重してもらった体験」に 根ざしているように思います。聴いてもらったことが無い人は、是非しっかり聴いて もらいましょう。聴いてもらう快感や安心感こそ、“聴く”の本質ではないかと思いま す。何が分かったとか分からなかったとかではなく、ただただその人の言葉を、そ して、その背後にある気持ちを“聴く”ことが出来れば、私の役割は果たせるような 気がします。あの心地よさを忘れずに、これから先も人の話を聴いていこうと思い ます。

【追 伸】
“聴く”については、まだまだ練習中の身の上です。これからも再三考えていきた いと思っています。お父さん研究会、なかよし研究会など、私の開催している講座 や研究会の基本的テーマがこの“聴く”です。一緒に考えてみませんか。考えるこ とで少し“聴ける”ようになるかもしれません。おかげで私も以前に比べると少しは 人の話が聴けるようになったような気がします。

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教育文化研究所
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